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みそを使った言葉

 

『 味噌の医者殺し 』

味噌には良質な栄養がたくさんあるため、
味噌を食べている人は病気にかかりません。
なので医者には全く寄り付かなくなり、
医者は商売あがったりになるということです。
似たような意味で「医者に金を払うよりも、
みそ屋に払え」という言葉もあります。


『 味噌買う家は蔵たたぬ 』

昔みそは自分の家で作ることが
当たり前でした。
なので、みそを店で買うような家は
お金が貯まらないという、無駄遣いをしないように
という意味で言われていました。


『 みそっかす 』

みそっかすとは能力が低く、一人前の仲間に入れない子供のことを言います。
元々はみそをこした滓のことで、何も役に立たない物のことです。


『 みそ桶に蓋をせよ 』

悪い声で歌うとみそが腐るから蓋をせよ、
という意味です。
別の言い方として
「ぬかみそに蓋」という言葉もあります。


『 手前味噌 』

元々は御手製のみそのことですが、転じて自分の家で作った味噌を自分でほめるという意味でもあります。
つまり自画自賛・自慢という意味となります。


『 味噌へ入れた塩はよそへ行かぬ 』

みそに入れた塩はやがて見分けられなくなりますが、
味を整えるために役に立っている、ということです。
転じて、他人のために手助けしたことや
投資した物は、後になってみると、
自分のためになっているという意味です。


『 味噌汁で顔を洗え 』

これは顔を水で洗っても起きない人に対して、味噌汁で顔を洗えば驚いて目が覚めるだろう、ということから来ています。
転じて、はっきりしなさいという意味です。


『 味噌歯 』

子供に多い、虫に食われて欠けた歯のこと。
また乳歯の虫歯のこと。


『 みそこし星 』

スバル星のことです。
スバル星とはプレアデス星団の和名ことで、おうし座の恒星の集まりのことです。